浄土論

浄土三部経解説~観無量寿経~

【王舎城の悲劇のあらすじ】観無量寿経は仏教史上最大の悲劇といわれている「王舎城の悲劇」から始まる。子宝に恵まれなかった王舎城の王と王妃が占師に相談したところ、二年後に山中にいる仙人が死んで、その仙人の生まれ変わりとして王子を身籠るだろうと占...
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浄土三部経解説~大無量寿経~下

ここまで極楽浄土の成り立ちや阿弥陀仏の願い、悪とは何か善とは何か苦悩とは何かが説かれてきた。そして最後は信心についてまとめられていく。いろいろな悪ばかりして善を修することがなければ、みなことごとく悪趣(地獄、餓鬼、畜生の三悪道の事)に入る事...
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浄土三部経解説~大無量寿経~中

三種の人々五逆の罪を犯す者と仏の理法を誹謗する者を除いた、仏教を信仰する人々はみな極楽浄土に往生できる事を前提に三種の往生の仕方が説かれていく。その三種とは上輩、中輩、下輩である。上輩とは家を捨て欲を捨て沙門となり阿弥陀仏を念じて色々に修行...
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浄土三部経解説~大無量寿経~上

この大無量寿経では、如来(ブッダ)の生涯を簡潔にまとめた八相成道から始まり、菩薩とは何かが説かれ、釈尊が弟子に対して、こんな話がある。といって説法するところに続いていく。その説法は、一国の国王であった法蔵菩薩が仏の説法をを聞いて、無常の悟り...
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浄土三部経解説<五根、五力、七菩提分、八正道、三明・六神通>

浄土三部経に出てくる極楽浄土の鳥が囁く仏法。つまり浄土論における悟りへの実践的な修行法であり、生活法であるといえる。【五根】・・・信、精進、念、定、慧の五つの事。仏教の修行において根本的な能力の事。信は仏教を信じる事。精進は悪を断ち善行を実...
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浄土三部経解説~阿弥陀経~

今回は浄土についてまとめてみようと思う。浄土というのは、「阿弥陀経」「観無量寿経」「大無量寿経」の3つからなる「浄土三部経」を基にしたもので、死後の世界を考え、この世での在り方を正そうという思想である。死後の世界を考えるというのは想像力をも...