法話 戒律と法衣 五戒といわれる仏教の代表的な戒律があります。これは聞いたことある人も多いと思いますが、不殺生戒、不偸盗戒、不邪淫戒、不妄語戒、不飲酒戒という五つです。そしてこれらに反する事を五悪と言います。五悪という概念は宗派によって違ったりもします。この... 釈 離塵 法話
法話 念仏と慈悲 仏教というのは2500年前にインドの釈迦族であったゴータマシッダルータという方が、生きる事、老いる事、病になる事、死ぬ事、という避けては通れない人間の苦悩を問い、その答えを求めて出家した事が始まりといわれています。馴染みのある釈尊という呼び... 釈 離塵 法話
法話 空の概要 仏教には釈尊の教えを明らかにされた高僧と呼ばれる偉人がいます。その中に龍樹菩薩という人がいます。この人は仏教が世のため人のためであるべきだ。という事と、仏教の真髄である「空」を明確化させた人でした。仏教というのは釈尊から始まった宗教で、釈尊... 釈 離塵 法話
法話 仏教の出発点~初転法輪~ 仏教というのは2500年前にインドの釈迦族の王族であったゴータマシッダルータという方が人間の苦悩を問い出家したことが始まりと言われています。お釈迦様や釈尊といったよく聞く呼び名は、釈迦族の尊い人という事です。釈尊は29歳で出家し、苦行と禅定... 釈 離塵 法話
訓話 長爪梵志の話 あるところに長爪梵志という人がいた。さらにセンニバサクタラという人とサッシャカマセンダイという人がいた。これら閻浮提の大議論師の輩は言った。「ある論を破することができ、ある語を壊すことができ、あらゆる執著を転ずることができる。それ故に、実法... 釈 離塵 訓話分類
智慧 瞑想について。止行、観行 仏教における瞑想法は大きく分けて三つあり、心や思考の散乱や混乱を止めて穏やかにする止行。事物の真理である因果の流れ、縁起を観る観行。そしてそれらを同時に行う止観行の三つである。各宗派によって多少の違いは出てくるが、基本的にはこの三つで、心と... 釈 離塵 智慧
浄土論 浄土三部経解説~観無量寿経~ 【王舎城の悲劇のあらすじ】観無量寿経は仏教史上最大の悲劇といわれている「王舎城の悲劇」から始まる。子宝に恵まれなかった王舎城の王と王妃が占師に相談したところ、二年後に山中にいる仙人が死んで、その仙人の生まれ変わりとして王子を身籠るだろうと占... 釈 離塵 浄土論
浄土論 浄土三部経解説~大無量寿経~下 ここまで極楽浄土の成り立ちや阿弥陀仏の願い、悪とは何か善とは何か苦悩とは何かが説かれてきた。そして最後は信心についてまとめられていく。いろいろな悪ばかりして善を修することがなければ、みなことごとく悪趣(地獄、餓鬼、畜生の三悪道の事)に入る事... 釈 離塵 浄土論
浄土論 浄土三部経解説~大無量寿経~中 三種の人々五逆の罪を犯す者と仏の理法を誹謗する者を除いた、仏教を信仰する人々はみな極楽浄土に往生できる事を前提に三種の往生の仕方が説かれていく。その三種とは上輩、中輩、下輩である。上輩とは家を捨て欲を捨て沙門となり阿弥陀仏を念じて色々に修行... 釈 離塵 浄土論
浄土論 浄土三部経解説~大無量寿経~上 この大無量寿経では、如来(ブッダ)の生涯を簡潔にまとめた八相成道から始まり、菩薩とは何かが説かれ、釈尊が弟子に対して、こんな話がある。といって説法するところに続いていく。その説法は、一国の国王であった法蔵菩薩が仏の説法をを聞いて、無常の悟り... 釈 離塵 浄土論